ネタと過去の話。
横浜に住んでいるのにお笑いで東京に行っている月10日間の方が人と話す機会が多い。
ライブで芸人さんと話す時は変な緊張をしなくていいから楽しい。いい意味でも悪い意味でも何を話してもいい感じがする。
思えば仲いい友だちも2~3人とかで近所にも住んでない。
家族には感謝してるけど家庭環境は微妙な感じで純度100な自分では話すことはできない。
学生時代、4人家族での僕の勢力図が1:3で夕飯時も緊張していた。
10代の僕は「いっそ引きこもりたい」って思ってたけど結果的に引きこもらなくてよかった。
学生だったから外に出ざるをえなかったのでキツイながらも他人とコミュニケーションを取った。
よく知らねえババアに「家庭環境が悪くてお笑いを始めたのね」と言われたのはマジでキレている。でもババアは殴っちゃいけない。
高1の時、とにかく金が欲しくてバイトを始めた。(現在も在籍しているので14年目。M-1なら次がラストイヤーである。)
そこでも馴染むのに1.5年かかった。なので当時の僕は家にいるのも何となく緊張する、同級生には心を許してない(笑いのレベルが合わない)という感じだった。今思えばキツかった。
アニメとか漫画とかゲームに意識を飛ばして救われる日々。
結果的によかったと思ってる。
当時人間関係でギクシャクしてキツかったこと、それの反動のように若い時にお笑いとか他のコンテンツで知識を増やせたこと。
それのおかげで今ネタが書けている。
20後半でピンネタを書き始めた人よりかはネタの書き方が染み付いてると少しだけ自信がある。
僕から見てネタ書いたことないんだなー、って人もいる。今の僕は少し劣るかもだけどネタを考える脳が昔からあるのは助かった。
結果出せてないけどネタを書き続けて10年以上、面白いネタの量産のしかたが、あと一歩でつかめそうな予感。この予感当たってくれ。
ツイッター→@daibouken_mogi
20代を溶かしてしまった。
今日29歳になった。
夜勤をしていたら日にちが誕生日に変わっていた。
悲しい。毎日時間をムダにしている自覚があるからこそ29になってしまったのはショックが大きい。
大体みんなアラサーになってショックを受けるものだけど、29は何か余計に1年残されているのが焦りというかキツい。
前まで生活のなかで年齢を意識することはほとんどなくて(20になった時と25になった時は少し意識した)28になった時も「ああ、28か」というほぼリアクションのない誕生日だった。
しかし今回は「うわ、29じゃん」と顔を引きつらせている。
あまり顔を引きつらせすぎるとシワになるかもしれない年齢だ。
本当に何もできなかった。
「自分には何かしら才能があっていつか出るライブの環境も変わっていくものだ」とダラダラしていたら結果も稼ぎも出せずに現状維持だ。
ただの惰性なのだろうか。焦りはあるけど短期目標すらできないまま来てしまった。
言語化するのが難しいので誰かに相談することもできない。
やりたいことも向いていることも分からずに「今年30です」が始まった。
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僕が笑顔になれる場所。
お笑いライブ、飲みの席、玩具屋さん。
3年くらい前に何が楽しいか分からなくなりほとんど笑わなくなってしまった僕が長考して出した場所だ。
さすがに玩具屋さんで笑うのはヤバいので心のなかで笑っている。
暗い性格と顔のパーツから信じてもらうのが難しいが、僕は本来よく笑うしよく話す。
しかし数年前から感情と感性が鈍りだしほとんど楽しめない生活になってしまった。
なぜか最近マシになってきた。なぜだろう。
こんな才能も未知数でろくに活動してない胸を張って「芸人です」って名乗れないような僕をライブに誘ってくださる方のおかげだろう。
先月少ないなりにライブに出て、がんばって新ネタを作って(スベった)とても楽しかった。
いっちょまえに創作意欲がわいてきた。
ネタより圧倒的に大喜利が好きだけど、以前よりはネタが楽しい。
他の人たちに比べれば少ないがライブも増やした。
爆笑をとりたい。
忘れかけてた感情だけど、ライブ中に思った。
「僕がこんなにも誰かと話し、こんなにも笑う場所はライブくらいだな」
だから面白い人たちのなかでその環境の一部になれるように頑張らなきゃいけない。
「茂木くんは続けた方がいい」って先輩芸人さんが言ってくれてとても嬉しかった。きっとその言葉はずっと活動の糧になる。
珍しく前向きな文章。
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流行りのやつ。
先週数少ない友だち(謙遜ではなく僕はほんとに友だちが少ない)の家の片付けを手伝って酒をご馳走してもらい「ありがたいなぁ」と上機嫌で帰宅した。
僕は酒に依存しているので飲みから帰った後も自分の家で飲む。朝4時くらいまでいったんじゃないだろうか。1人で長時間何をするわけでもないのによく飲み続けられるな、と我ながら思う。
半ば記憶をなくし酒を飲み終え寝て、朝9時くらいに目を覚ます。
僕の体はさっきまでの酒に酔った愉快な感じから一転して声が出ないくらいにノドが腫れ、発熱していた。体温計で計るまでもないくらい熱かったので39℃は出ていたんじゃないだろうか。
「まずい。どうしよう。」スマホを見る余裕もないくらいに体がキツかった。
市販の薬を飲みたくさん寝ることで少しずつ回復したが完全回復はしない。1週間経つけどのどが本調子ではない。
治りかけで出演した大喜利ライブも発声すら困難な状態だったので全くウケなかった。1ヶ月のなかで大喜利ができる貴重な時間なのに。
この1週間、よかったことといえば酒をほとんど飲まなかったことくらいだ。
昔禁酒した時も実感したが酒を抜くと、体と脳の調子がよくなる。暗いのもネガティブなのも性格なので諦めているが酒を飲まないと少しだけ気持ちがマシになった気がした。
あとは普段ずっと痛かった首と背中がスッキリしたこと、頭がちゃんと起きていること。
仮に酒をやめればメリットしかないと思う。
でも多分やめられない。体調が良くなったら飲む。
酒をやめたら得られるもの、というのがイマイチ想像できないからだ。お笑いや大喜利の方の目標は分からなくなってしまったし、相変わらずやりたい仕事はない。
ただ面白い人になりたいという思いで過ごしている。多分それだけだと前進も成長もできないんだと思う。大小関係なく短期目標なり長期目標なり熱いものがないと。
仕事なり活動なり頑張るべきなはずの土台作りの20代の時間を順調に溶かしている。世の中ではM-1が盛り上がりライブの控え室ではR-1の話題も出てきた。僕はこれからどうすればいいのだろうか。
全てが作業ゲーになっている今「何か1つ、がんばれることワクワクすることが欲しい」と思いながら何年も経つ。ゲームでも読書でも。
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夜勤は辞めるべきだ、という人へ一言。
昼間働けるスペックがある人はうらやましい。才能だ。
かれこれ今のバイト先で働いて13年。
シフトがゆっくりと変わり続け夜勤が1→2→3→4と増えて今では夜勤4、日勤1となっている。
夜勤は体に悪いらしくネットでは「夜勤はやめろ。夜は寝るものだ」とか「昔、夜はお店開いてないのが普通でしたよね」とか「夜勤は短命」とか夜勤アンチであふれている。
僕はそいつらのアンチだ。
たしかに多分夜勤は体に悪い。夜勤生活をしている僕もそれは感じている。何となく脳が休まってなかったり、孤独を感じたり、他には肌荒れとか塩分糖分過多とか。
しかし、昼間働いたとして「今の収入が得られるか」とか「ストレスが少ないか」とか考えると現在の僕には無理だ。
そもそもコミュニケーション能力も体力もスキルもなく努力もできない僕は昼間働けない。働くためのだけの努力はしたくない。
昼間働くと、とにかくキツいコミュニケーションが多い。あとバイト先に向かう時に車に煽られる。
僕のストレスランキングを考えた時に上位に来るのは親しくない人との会話から来ている。
コミュニケーションはライブとツイッターと友だちだけでいい。
たくさんのデメリットを抱えながらも夜勤をやる〉昼間がんばって働く、という図が完成してしまっている。
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茂木和菓子が好かれない理由
いつもの流れに従ってツイートしようと思ったのだがフォローしてくれてる人の視界にランダムに入ってしまうので「今回の内容はブログの方がいい」となった。
何回もネガティブツイートでフォロワーを減らしミュートされ、応援してくれる人が減って学習した。
そもそもこのブログは5年前にエッセイ気取りの文章とネガティブな思いを載せようと作った。
①卑屈でネガティブ
卑屈でネガティブな人間はそれを上回る才能がない限り人が離れていく。
風水的にも卑屈でネガティブな僕みたいな人間はオーラが良くないらしい。
幸い(というか当然)、他人に悪口を言ったりクソリプを飛ばしたりすることはないのだが「僕みたいな人間はどう頑張っても…」と常に卑屈な思考だと人は寄ってこない。
②打ち上げに行かない
ライブに呼ばれて出演して次に繋げるためには打ち上げは参加した方がいい。よほど爆ウケし続けられるなら色んな人からライブに誘われるので気にすることはない。(挨拶だけしてれば)
面白くない人でも人付き合いさえできれば少しはライブに誘われる。
僕の場合は100点中60~65くらいのウケなのに打ち上げにも行かない。
先輩からしてみれば可愛げがないのだ。
何なら何もない日でも体力の消耗と気持ちの落ちこみで誘いを断ってしまう。
③努力できない
承認欲求やフワフワとした目標はあるのに活動で頑張りを見せていない。
それでは推されないし、先輩に「こいつを呼んでやろう」と思ってもらえない。
というのが僕が好かれない理由だ。
数年活動して事務所どころか、どの無所属芸人エリアにも入れてない。なかなかいないと思う。
Twitter→@daibouken_mogi
ただの無所属。
暇はよくない。
僕みたいにマイナス思考で酒に依存していて友だちが少ない人間は悪いことばかり考えるからだ。しかも夜型。
あと少しで30歳になってしまう。
自分のことを客観的に見た時、ただのフリーターだと気づいた。
19の時にフリーエントリーライブに出て、そこからダラダラと続けている。もし「初舞台から芸歴換算理論」が通るなら僕は9年目だ。
脳内から「辞めちまえ」って言葉が響く。
就職しようにも多分厳しい。
50まで生きようと思ってるけど何を主体にすればいいか分からない。
時間が余っている人でも趣味がある人は幸せだと思う。
その話で言えば僕には趣味がなくて、時間を忘れて楽しめるのは大喜利くらいだ。
だけど大喜利できるのは月に5日くらいでギュッとしたら2時間ほど。
「月に2時間しかワクワクしてないのかぁ」って思う。
お笑いの話に戻ると周りの人たちから間接的に「どこを目指してるの?」って聞かれてしまう。(自意識過剰かも)
僕が聞きたい。僕はどこを目指してるのかを。
事務所に入る→テレビに出る、コンテストで結果を出す→お笑いで食う。
これが正規ルートだ。
ピン芸人になった時に自分がそのラインから大きく外れていて、多分そのルートは厳しいんじゃないかと思った。
舐めているとか自分を過大評価している、ではなく多分事務所を選ばなければどこかしらは入れる。
しかし、僕は事務所が欲しい人材ではない。
ザックリ言うと今のお笑い事務所が欲しいのはネタよりも「特技とキャラ」だ。
皮肉や批判ではない。特技とキャラがある芸人さんは素晴らしい。
特技とキャラがあって事務所に貢献してくれる人、それを求めている。
(勝手な考えだが、最近所属の枠を増やしている事務所が多いのもそれが理由)
というのを考えた時、仮に僕が事務所に入れてもらえたとして「自分をどう売り込むか」「こいつは何ができるか」という課題が出てくる。
◯◯芸人というタグもない。和菓子と名乗ってるのに和菓子に詳しくない。やりたいことはネタと大喜利と文章。
やらない理由を並べてるのはカッコ悪い。
自分がどうやって芸で稼ぐか、を考えた時に「ゲームオーバーかもしれない」って気づいた時に悲しくなる。
それでも今の自分の環境をさらに悪くしたくない。数少ない居場所をなくしたくない。他人から見たら完全に惰性だ。という感情で活動している。
そんな僕でも期待してくれる人がいるので何とかして面白くならなければいけない。
Twitter→@daibouken_mogi